なんずdays

どんな日々も、未来への素材。

自分本位な母娘

 

先日,

子供達が実家にお泊まりで

1人だった夜にテレビをつけたら

 

金スマ」で歌手・高橋真梨子さんの

ドキュメンタリーを放送していました。

 

年末の紅白で

「痩せたなぁ…」と思っていたので

そのまま見続けました。

 

 

幼少期は

病気の父と離れて暮らし

母は水商売,不倫に溺れ

孤独だった,という内容。

 

私は

ご本人の気持ちにも

お母様の気持ちにも

自分を重ね合わせながら

その番組を見ていました。

 

「母に厄介扱いされる」孤独と

「ひとりで子供を育てる」側の孤独。

 

どちらも共感できました。

( 私の母も私も、不倫はしていません。笑)

 

中でも

高橋真梨子さんが中学生のころに

離れて暮らしていた大好きなお父様が

亡くなられ,

 

その電報が届いた時

お母様に抱きしめられたそうなのですが

 

それを振り払い

 

「『この人に

    抱きしめられたくない』と思った。」

 

というくだりは,

 

激しく共感し,

自分の事を思い出しました。

 

私の離婚がなかなか成立せず

家族がめちゃくちゃになっていた時,

 

母は

「どうしたらいいのか分からない」

「あなたを愛している」

と,

泣きながら私を抱きしめた。

 

私は

「(今さら何なの)」

「(はやくどいて)」

としか,思っていませんでした。

 

それまで

抱きしめられることなんて

なかったからです。

 

 

私の離婚で一番ツライのは

「母」の中では「母本人」なんだ

という事が明確になった瞬間でした。

 

その後,高橋真梨子さんは

ここで改めて言うまでもないご活躍を遂げられ,

今もなお

女性歌手の最前線にいらっしゃいますが

 

お母様ががんで亡くなる前の4ヶ月は

お母様をご自宅に招き入れて

看病されたそうです。

 

遺品には

娘『高橋真梨子』のビデオやスクラップ。

一度も手をつけていない仕送り。

 

「毎日あなたの事を考えない日はない」

と毎日言われるより

どれほど重みのあることか…。

 

究極,こうして考察できる

テレビを見る事ができるのも

 

母親に

子供たちの面倒を

見てもらっているから。

 

 

自分本位な母娘です。

 


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